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開示請求 ①

請求日: 2024年1月31日

​栃木しっぽの会の多頭飼育崩壊への対応に関連する資料の開示請求を行いました

机

概要

栃木しっぽの会の多頭飼育崩壊について、発覚・通報後、行政が適切に指導・対応しているのか確認するため、下記項目について開示請求を行いました。

  • 栃木県動物愛護指導センターが栃木しっぽの会に対し行った指導・観察・是正の内容
    (当該団体における飼育動物の頭数、現地写真等を含む)

  • 栃木しっぽの会に譲渡された犬の個体情報 等

その結果、頭数・現地写真については個人情報にあたるとして不開示となり、現地の動物の状態については不明である他、栃木動物愛護指導センターによる現地確認の結果についても、十分な確認が行われたとはいえない段階で「健康上問題がある犬や、飼育環境の衛生状態が良くないことは確認できなかった」とする等、疑問が残る記録内容が散見されました。

詳細は下記からご覧ください。

1. 開示請求

2024年1月31日 公文書開示請求書を提出しました

3. 審査請求と結果

個人情報にあたるとして開示不可となった「頭数」「現地写真」「犬の個体識別一覧(現地に残る犬の情報)」についての開示を求め、審査請求・反論書の提出を行いました。

2024年3月17日 審査請求書を提出しました

2024年4月22日 弁明書(行政による回答)が届きました

2024年5月7日 反論状を提出しました →※2024年9月現在回答待ち

4. 考察と疑問点

この開示請求により、栃木動物愛護指導センターは、令和2~5年の3年弱の期間だけで、収容犬585頭を当該団体に譲渡していたことがわかりました。

【疑問の残る見解・指導内容】

センターは栃木しっぽの会への指導の中で、全ての部屋・頭数・犬の状態等を十分に把握していない段階にも関わらず「健康上問題がある犬や、飼育環境の衛生状態が良くないことは確認できなかった」と記録しています。また、虐待が疑われる現場で、死亡した犬の死因について本人の口頭申告のみを記録するなど、個体の管理・指導が厳密に行われているかは疑問です。

 

【現地写真と頭数は黒塗り】

こちらが確認を求めているのは、犬たちの飼育状況や健康状態であり、​建物の間取り等、個人を特定する情報ではありません。また、頭数についても個人情報とのことで不開示となりましたが、林代表本人が代表者名・シェルターの所在地(住所)・現地写真も自ら公開して寄付金を集めていた事実からすれば、公にする必要があると考えます。

この点を主張しましたが、今回の開示請求では不開示となりました。

5. 今後の対応

さらなる追加情報を求め、新たな開示請求を行いました。

お問い合わせ

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